完璧じゃないからいい
天レクのアリオスEDのコレット。
それは、ただひとりを選ぶということだった。
客観的に見てそれは女王としてはダメなことなんだけど、それを理解してなお、そんな未熟な彼女がいい、というのを読んで、そうだな~と思いました。
ゲームのコンセプトが使命か恋か、なので、そういう選択になるのにケチをつけるのはどうかと思うのですが、やはり使命よりも大事な恋。
比較することでそれを持ち上げる格好になっているわけですね。
それだけじゃなくて、やっぱり若さというか勢いというか、そういう情熱がないとできないことってあると思う。
それが天レクのアリオスEDだと思っています。
完璧じゃないよ。
アリオスもコレットも。
一見立派な立場であるふたり。
でも、お互いに惹かれあっているのに、うまくいかない。
すごく空回りして、遠回りしてる。
でも、その過程がないと、彼らの背負っているものを捨てられない。
相手を失ったとき、やっぱり彼(彼女)が好きだった、と気づく。
もうなりふり構わず相手のことだけ想うようになる。
それなら、コレットは天レクのED以降となるし、アリオスはトロワの記憶が蘇ったところとか、エトワールの女王の眠り以降になると思う。
すると、長いよね。
でも、その過程で築いた絆でこれからのことを乗り越えられる。
そういうふたりであってほしい。
いつだって完璧じゃない。
回り道もするし、寄り道もする。
けれど、いつだってその先には好きな人がいる。
そうであってほしい。