なんでも出せばいいもんじゃない
暇人だな、と思ったけれど、なんとなくアニメアンジェリークを観ました。
またしても、アリオスのとこだけ、ですが。
だから、全体的な概要はあらすじ程度のままなんですが、アリオスの出番だけ見ていると、過去に一度見たときのモヤモヤが随分となくなりました。
というのも、あのときはエンジュ(ヒロイン)視点だったのですが、今回、アリオス視点で見るという方法で見てました。
アリオスの言動はあまりズレがない。
”聖獣の宇宙のために働いている”です。
どうしてそうなったのか、というのが肝心要な部分なのですが、それは妄想で補ってます(笑)。
で、思ったのが、アリオスの「エリス」発言。
あのとき、コレットが説明役に来て、エンジュを牽制したとか言われているけれど、私が感じたのは違和感。
絵が似てないというのではなくて(笑)。
確かに、アリオスを構築する要素として”エリス”は決して外せないもの。
これはアリコレに限ることで、アリエンには不要なものだ。
エリスを出すならアリコレでないと。
コレットはずっと自分を守ってくれた剣士に恋をするけれど、彼が守っていたのはコレットではなく、かつての恋人のためだった、という残酷な現実。
それを受け入れたのが、天レクのアリオスEDだと思っているから。
ここでの葛藤があればあるほど、コレットのアリオスに対する愛情が、またアリオスとしてもエリスへの愛情と共にコレットの愛情が深く読み取れる重要なところ。
けれど、アリエンというのが、アリオスというおそらく重たい過去を背負った青年が、天使のような少女に癒されて明るい未来を見出すというもの。
だから、エトワールでもエリスの存在をにおわすところが一点あるけれど、具体的なことには言及していない。
それでいいんだよ。
何度も言っているけれど、過去を出されてしまったら、エンジュはエリスにもコレットにも勝てないから。
(だからこそ、消去法としてこんな恋愛シナリオになったんだと思うしさ。)
あと、やっぱり絵がひどくて、たまに「あ、これはアリオスっぽい!」とか思うんだけど、あれって一応本人だよね(笑)。
アリオスっぽいってなんだよ。
1クールの最終回で女王を狙いにきたサクリアの精霊を倒そうとするアリオスはかっこいいのに、すぐに消されてしまうなんて・・・。
基本的に、いいとこあるキャラクターがいないって珍しいアニメだよね。
出番があるのは失恋組とか、出番があるのは説明のときだけとか。
人数多いから仕方ないところがあっても、あれはちょっとひどい。