やっぱりふたりの関係が好きなんだ
昔は遙か3にハマったよな~、未だに遙か3で活動している人はぼちぼちいるな~、なんて思ったりして。
ちょうどアンジェリーク熱が収まった後に、出てきたということで、私もハマりました。
あの当時、もうコーエーのやり方が嫌になって、正直離れていた時期でもあるのですが(だから遙か2をしたのが一昨年だったりする)、友達がこれはいいよ!と猛プッシュしたので、こちらは購入しました。
いつも攻略本にお世話になりっぱなしの私が、「これはヒントもあるし、どうしてもわからなければネットで調べたら大丈夫」とのアドバイスをもらって、ゲームのみ購入という後にも先にもないソフトだったりします。
で、話はおもしろくてハマりました。
あの時空を越えるという意味が、本当になったと思ったもんです。
キャラクターもよく作られていたと思うし、遙かシリーズで一番人気っているのもわかる気がする。
同じネオロマってことでアンジェから流れた人も多いのではないでしょうか?
でも、私自身はアンジェほどハマらなかった。
ゲーム自体は文句なくアンジェリークシリーズより良い。
というか、遙か1と2については、アンジェとそう遜色はない。この3がよくできたシステムだと思う。
それでも、アリオス×コレットほどハマったものはなかった。
考えると、アリオスに相当するようなキャラクターはいるんだよね。
将臣なんかはまさにそれ。敵同士だし、最後の決戦のときに、ふたりだけ抜け出して夜明けを待つみたいな切ないシーンにじーんときたりして。
しかし、あのふたりは元から幼馴染で、嫌いあっていたわけじゃない。偶然、敵味方に別れただけだから、根底が違う。
また、グッとくるイベントばかりだったのに、なぜかEDがアロハ調で明るく、おいおい、今までの感動を返せ!ってな感じだったような(笑)。
だからだろうか、十六夜記だと現世にもどってしんみりムードだったもんね。
それに、現代人が過去へ落ちて、平気で乗り越えてしまうってところがとっても不思議だった。現実感がまったくない。彼なりに苦労はしたんだろうが、そこがまったく出てこなかったから、魅力的には今一歩に感じたのかもしれない。
記憶喪失といえば銀ってキャラクターもいる。
下僕なのにSキャラという、新しいタイプが参戦していたなって思った(笑)。
でも、これも自分で記憶を封じ込めたような節があって、銀×望美も好きなんですがそこまでハマらなかった。
別に記憶喪失はあくまでも恋愛のエッセンスであって、魅力を増すというものではない気がする。
知盛もエロキャラってことでアリオスにかぶるところがあるけれど(笑)、それはなんか違うんだよなぁ。裏熊野のイベントは楽しくて好きですが。
それはたぶん、私がアリオスってキャラクターに惚れたんじゃなくてアリコレというカップリングが好きだからなんだと思う。
そう思うと、アリオス×コレットってカップリングは特殊な位置にあるんだと思う。
敵同士でありながら惹かれあう。それが、過去の恋人に似ていて、それを器にして生き返らすのが目的という残酷さ。
彼女に似ていることが嬉しくて、けれど、時を追うごとに苦しくなっていく。
まさに自分敷いたレールに苦しめられている。
それを知っても尚、彼を愛し、すべてを捨てて彼を選んだコレット。
女王にあるまじき愚行。
すべてを鑑みて、アリオスがしたのは自身を清算することであり、生まれ変わったのは彼の希望だと思っている。
生まれ変わるなんて侵略者のくせになんて甘い未来なんだって思うけど、それはコレットも望んだと思えば納得できる。
だから、私はこのふたりの関係が好きなんだなぁ、と改めて思った所存。