エリスが見えた理由
禁域の鏡のサントラの裏面にはレヴィアスとエリスのイラストがある。
これが素敵でね。
じっと耐えているように立っているレヴィアスの後ろ姿に抱き着くようにエリスが描かれている。
これは画集にも載っていないけれど、由羅さんのイラストが好きなら必見です。
(かくいう私もこのイラストジャケットが欲しくてサントラを買った。思わぬ裏のイラストに眩暈がしたくらいだ!)
そのエリスがレヴィアスに見えるようになったのは、彼女の死後十年が経過している。
ゲームなんでそれはご都合主義ってことなんですが、それを除いて考えると、ふたつの理由があると思う。
ひとつは、コレットという特殊な力(サクリア)を持つ少女にふれたことによって、地縛霊と化していたエリスにも力が与えられ、レヴィアスとコンタクトをとることができた。
もうひとつは、エリスに執着し過ぎたレヴィアスにはエリスが見えなかった。見えたということは、その執着がコレットへの愛情に変化していたため。
特にゲーム上そのことが描かれないので、どう思うかは自分自身なのですが、無難なのは前者で、萌えは後者ということに。
ただ、エリスがよかれと思ったことが、悉く裏に出ちゃうんだよね。
結局、エリスとの会話でレヴィアスは激怒してそのまま突き進んじゃうし。
彼を幸せにしたい一心でした行為が、すべてを不幸にしてしまう。どちらも愛し合っていた結果がそれだから、かわいそうだ。
けれど、17歳の少女にそれ以上求めるのもまた、酷である。