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アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

結婚してほしい理由

『結婚するばかりが幸せではないだろうが、幸せそうな結婚は矢張り祝福してやるべきだと、僕は思った。』(百器徒然袋 雨―京極夏彦著)

 

この文言はもともと私が思っていたことです。

ちなみに、この話は勧善懲悪の娯楽もので、読了感も良いのですが、設定は結構エグイです。

職場の男たちに強姦された女の子が、それで妊娠、出産する。

そのことを知った兄代わりの主人公が四苦八苦して、ある探偵社に事件を依頼することから解決に至るもの。

最終的にその女の子はある男性と結婚することになるのだけど、その人は風采も上がらぬ、事件で失脚していたから、客観的に見て明るい未来ではない。

けれど、ふたりの幸せそうな描写の後に、先の主人公の台詞が来る。

だから、きっとふたり(子供を含めて三人)は幸せなんだろうという展望が見えてくる。

京極堂シリーズは暗いものも大好きだけど、これが一番明るくて好きかも。

 

そこで、アリコレ。

結婚はひとつの結論で、私としてはふたりに幸せの形を示したいんだと思う。

苦難を乗り越えたふたりが、幸福だとみんなに知ってほしい。

コレットさえ幸せならアリオスは不幸でもいいと常々言っているけれど(笑)、やっぱりアリオスにも幸せになってほしい。

結婚してどちらか一方が幸せということはない。

だから、どちらも幸せになってほしい。

肉親から愛されなくて、やっと掴んだ愛を失って絶望していた男が、最終的に本物の愛を得る。

同棲でも、別居だっていいのだけど、わかりやすく結婚という形にしたいのは、私の親心なのかもしれない。