違和感
今更ですが、白い翼のメモワールの違和感がわかった!
あれはとにかく当時のアンジェリークのキャラクターを全部出すというのが目的になってしまって、手段と目的が入れ替わってしまったものだから、つまらない。
それは変わらないんだけど、私自身、アリオスにすごく違和感があったの。
どこだろう?って思っていたけれど、あまりにもつまらない脚本でそんなことをいちいち考えなかったのです。
が、気づきました。
コレットに膝を折るアリオスの姿にだ!!
絶対アリオスはコレットであれ、誰であれ、膝を折らない。
折るくらいならやらないから。
あの人、信念というか、意地というか、そういうプライドの高いところはやっぱり皇族なんだと思う。
(ただ、ティムカと違うのは、ティムカが時期国王として周囲から大事に育てられたのに対して、傍流となり名だけの皇族であったレヴィアスとの環境の違いだと思う。)
トロワでもお前に謝る気はまったくねえ、と宣言したくらいだからね。
他国を侵略してなんだと!とは常識的には思うが、侵略者なんてきっかけがどうあれそういうものだんだと思う。
たぶん、アリオスとしてはそのきっかけが復讐だろうが、仮に家族の命を盾にされたのだろうが、侵略は侵略。
やったことは同じと捉えているのだろう。
私もそういうものだと思うし。
エトワールで女王の影として仕えていても、彼は敬称も敬語も使わない。
仕えているが、対等だと思っているのでは?
謝る気がない人間なのだから、償うわけでもない。
だけど、やりたかったんだな、と思う。
公式設定で趣味が「聖獣の宇宙を見守ること」になったのは、彼がしたいことの表れだと思う。
コレットを守ること=聖獣の宇宙を見守ること。
私はそう理解している。
解釈にもよるだろうけれど、この方がよっぽどアリオスっぽい。