読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

正と負

ジュリアスとクラヴィスのことを両翼といい、やはり対照的なふたりは比較すると互いの違いが浮き彫りになってわかりやすい。

 

そういう意味でアリオスの反対はティムカなんだと思う。

 

このふたりのやってきたことは、本質的に変わらない。

ただ、進んだ方向が真逆だっただけで。

 

生まれも育ちも高貴であったのは同じだけど、誰にも期待されず傍流に追いやられていた(でも、その才知によって暗殺されかけた)レヴィアスと、周囲から次期国王にと大切に育てられたティムカ。

このままであれば、ふたりは正反対というよりもすれ違いも起きないような人間として生涯を終えていたはずなのだが。

エリスの死によって、レヴィアスがしたのは、己に枷をかけ、どんなことが起ころうとも進む信念だった。

これって、ティムカと同質のものだと思う。

彼は良き王になろうと、自ら敷いたレールに乗って、それに逸脱するようなら楽しみも捨ててきた人物だから。

ただ、さっきも言ったように、方向性が真逆。

ティムカが正ならレヴィアスは負。

 

恋愛においても、ふたりは同じような道をたどるが、結果がまったく違う。

幾度も別離を繰り返すのはふたりとも同じだけれど、ティムカの場合はお互いの人柄の良さが出てしまい、国王として、女王としての自分を捨てきれない。

ハッピーエンドのトロワだって、本質的にはこのカップリングだけは結ばれないはず。

エトワールにて守護聖と女王との恋愛となり、その最中は幸せであるけれど、サクリアが尽きれば別れなくてはならない。

レヴィアスの場合、死の前でコレットがしたのは女王を捨てること。

ある意味これは負のコレット

そして、これはティムカだけでなく、他キャラでもなかったもうひとつの彼女の一面なんだと思う。

エトワールだって、サクリアの縛りがないから退位後も一緒にいられるしね。

 

設定だけで考えると、いい人な分、ティムカが割を食っている感じに。

その分、儚い恋愛だから好きって気持ちはよくわかる。

 

尚、もうひとつの正反対な対象としてのアリオスは、レイチェルだと思っている。

これは対等な恋、ということで。

レイチェルは礼儀は持っているけれど、年齢とか地位とか気にしなそう。

重要なのはその人の才能だと思ってそうだし。

だから、補佐官という重要な立場でも彼女はエンジュに対してもフレンドリー。

そこは、エンジュの人柄ならびに、才能を買っているからだと思う。

さすがに、アリオスみたいに呼び捨てにしろ、とかは言わないけれど。