逃げない
アリオスのキャラソンはほぼ”お前を連れて逃げる”がキーワードで、誘拐songだの、駆け落ちsongだの言われている。
最初のTEMPESTからブレてない。
下手に後ろ方向に前向きだなって(笑)。
(DESTINY~残響はやまない~は相手から逃げているからちょっと違うけれど、後ろ向きの方向性は一緒。)
けれど、ゲームストーリ―上の彼は逃げてはいない。
むしろ、逃げなかったからこそ対峙したのが天レクED。
確かにコレットが敵でなければと思った、本音では一緒にいたかった、というのはトロワの台詞からわかるのだが、逃げたかったという文言はない。
ひとつだけ、「嫌なら俺が一緒に連れて行ってやるよ」というのはあったけれど、会話がそこで終了し、それほど重要なものじゃない。
で、なぜかエトワールの告白EDで「一緒に逃げようぜ」って??
繰り返しになるけれど、アリオスもコレットも逃げずに自分の信念を戦わせたからこそよかったわけで、なぜにエンジュとは逃避行になるの?
エンジュにしても、逃げるような女の子に到底思えない。
むしろ、前向きに戦うって感じがするのに、それでYES!なの??
あんた、顔のいい男に騙されてるよ!って見ず知らずのおばちゃんが言いそうなことになってるよ(笑)。
どんな環境でも俺が守るっていうスタンスはかっこいいんだけど、でも、使命(役割)から逃げることはないだろうと思う。
アリオスのキャラコードが簒奪だから、それを具体的にした結果だし、他キャラが逃げることのかなわぬ身だからこそ強調されるんだと思うけれど、まったく話が合わない。
彼は簒奪したくてもしなかった(できなかった)からこそ、苦悶したところに魅力があるんだと思うのに、さっさと逃げたら単なる顔だけの男だよ。
気難しくて嫌な男だよ。
いくらシチュエーションがよくても、萌えないなぁ。