アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

ブライアンというキャラクター(ネタバレ注意)

ルトゥール未プレイなので、されている方と印象はだいぶ違うかもしれませんので、ご注意ください。

 

リモージュ専用アリオスポジと報じられ、やっぱりそういうキャラだったのか、と思ったブライアン。

以前にも書いたけれど、個人的には意外と推しキャラにする人が少なかったように思う。

アンジェリークはシリーズを重ねるごとに、割と新キャラいいね!という感じが多かったから余計に。

10年以上空いてからのリメイクだから、初代から、または干されていたときから好きです、というユーザーが多かった結果かな。

もちろん、ブライアンというキャラが好き、ブラリモというカプ好き、彼のルートだと守護聖みんな力を合わせるから好き、という人もいるから、あくまで私の個人的な感想なんですが。

 

で、私がふと思ったのが、ブライアンというキャラ作りがイマイチだったんじゃないかってこと。

キャラクター性が悪いわけじゃない。

ただ、キャッチコピーの「僕は罪人」が本当は別に自分が言うほどのことではなかった。

むろん、彼自身は重く受け止めた結果だけど、それじゃアリオスはどうなんのさ。あれは真正なる罪人だぞ(笑)。

それに、宇宙の危機を察知するほどの天才とか。

ギャップを狙った趣味の編み物とか。

横のつながりを作って、教育係はジュリアスで彼を尊敬しているとか。

設定詰め込み過ぎてない?

なんか、作り手がキャラクターを不評ということにしたくなくて、”いい人”にしすぎた結果、なんだか印象に残りずらいと感じ。

 

神鳥守護聖はいい意味でアクがあるから、そういうマイナス面も彼の魅力になるでしょう。

頭の固いジュリアスとか、職務怠慢なクラヴィスとか。

でも、本当はどちらも誰よりも聖地のことを考えているし、馬は合わなくても、どちらも実力は認めているし。

それがブライアンの場合には、この宇宙の危機は自分の責任だと背負いこんだ結果、自称罪人になったわけで。実はいい人じゃん、と。

 

ちょっと話が逸れてしまうのだけど、ブライアン(ライ)について、結構みなさん由羅さんの漫画の印象が強かったように思う。

実は私もそれを覚えていて、トロワのときに「ゼフェルは前任者に会ったことない」というのを知って、結構驚いたんだよね。

(最初は俺の気持ちなんて誰もわからないって思っていたのに、成長したゼフェルがきちんと受け止めているの。なんか目頭が熱くなる会話だった。)

漫画だと、お前のせいでサクリアが消滅したんだ!ってゼフェルに突っかかったライ。

そういう人間臭さがアンジェリークの世界を構築していたから、そういうのを無しにしてしまったブライアンがイマイチ馴染めないのかもしれない。

 

別に、ブライアンをいい人にする必要なんてなかったんじゃないか?

カティスみたいに後輩に引き継ぎ、下界へ降りた後は旅をしている(と推定される)キャラクターは理想だけど、みんながみんなそうじゃない。

聖地という場所に慣れ、守護聖と崇拝されていたのを、突如奪われてしまった守護聖が暴走しても、決しておかしくない。

暴走とまでいかなくても、ショックで時空の狭間に落ちてしまうくらいありそうだ。

真面目なエルンストだって守護聖だとわかったら、盗んだバイクで走り出すくらいなんだからさ(笑)。