アンジェリークの世界観を源氏物語にて
アンジェリークについて、人物(キャラクター)ではなく、世界観を源氏物語で語るとしたらどうかな、とアホなことを考えて、案外しっくりきたのでびっくりしてしまった。
以下どうでもいいことですが。
255代目女王時代は桐壺に相当。
アンジェリークの主人公はなんといってもリモージュ・コレット時代。
ここを源氏物語の主人公である光源氏とすると、その前段階の時代は光源氏の父院・桐壺院に相当するかと。
それに、どうして光源氏が臣籍降下しなくてはならないのか、という根本的な問題を含んでいるところも、実は宇宙は危機的状況だったとわかる255代目女王のときと似ていると思う。
次に、リモージュ・コレットは源氏物語の第一部(通常は桐壺~藤裏葉までですが、ここでは桐壺を除く)。
光源氏が憂き目に遭うことはあっても、絶対的な権力を握る威勢良い時代。
リモージュが光源氏なら、コレットはその子供の夕霧に相当するでもいい。
どちらも強いパワーがある。
その次はエンジュになるが、ここは源氏物語の第二部(若菜~雲隠れ)。
第一部とは異なり、暗いトーンからはじまる第二部。
暗さよりも、突如として現れる女三の宮や、登場していたもののキャラクター性が別人のように描かれる柏木といった面々が、今まで構築した世界を突き破る。
後付け設定満載で、そんなの知らないよ!みたいなことが多々あり、その様がエトワールに相当するように思う。
光源氏をはじめとする主人公格のキャラクターのパワー低下や、それまでとは明らかに違う雰囲気も、個人的にはしっくりくる。
最後は、ティエン・シー時代よりも、ネオアンに相当する宇治十帖。
先の時代とは違うのだが、所々にほのかにわかる世界観。
先代よりも世界が小さくなっているところも似ている。
と、どうでもいいことを書きました。
源氏物語はシチュエーション萌えがたくさんあるのに、意外とそれにあうアンジェカプがないんだな。
その方が不思議だったりする。