アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

アニメ途中感想(1)

すごいよ、恋する天使アンジェリーク

私、みんなが言う「このエンジュだけは嫌い」という意味がわかってきた(笑)。

とりあえず、まだ1クール目の11話まで見ましたので、以下キャラクターを中心にして感想を。

 

その前に。

このアニメを通して見るのははじめてなんですが、過去2回ほどアリオス登場部分は見ています。

一番最初は、アリオスはエンジュを振るということは事前に知っていたのですが、それでもアリエンフラグがあるのでは?とかなりヤキモキした気持ちだったのを覚えています。

次は、そんなことはなかったので、アニメ設定でアリコレを書く気持ちで見ていたものですから、アリオスの「エリス」発言以外は、設定なんかはほとんどアリコレ仕様でホッとしました。

エリスについても、アリオスは悪夢で眠れないというトロワ設定があるから、そこは脳内妄想で上手に処理できるので、大丈夫(笑)。

 

そして、今回。

見る度にエンジュが嫌いになるね。

以前にも書きましたが、私は「自信のない女の子」というのは嫌いじゃないです。

むしろ、なんでもかんでも前向き仕様で、なんだか能天気っぽい描写の方が苦手です。

思春期の少女にコンプレックスがあるのが当たり前で、それを克服していくのに、アンジェリークという世界観は合っていると思う。

守護聖みたいな一般人とは一線を画す人でさえ、そういうものを乗り越えているのが、キャラクターをより魅力的にしているのだから。

 

でも、「なんの取り柄もない!」ってムキーッてなる子が、白い羽つけて守護聖どころか、女王でないとできないような事柄をあっという間にやり遂げてしまうことに「?」である。

もう、あんた人間?って聞きたい。

それで、自信を取り戻すならともかく、またしても「なんの取り柄もないですから!!」と意固地になって、性格悪い子にしか思えない。

自分がそう信じているんだろうけど、客観的に見てかわいい娘が「自分はブスだから!!」ってムキになって言えば、誰もが「かまってちゃん?それともガチ?ならメンヘラ?」みたいな感じになるって。

 

初恋が失恋に終わって女性としてモテないと悩んでいても、いきなり失恋相手に似た男を好きになって猛アタック。

行動原理がなさすぎる。

エンジュのコンプレックスはなにが原因なの?ただの失恋だけ?それより、家族がいなくて孤独に生きてるとか、そういうところがクローズアップされもていいじゃん。なのに、単なる失恋なの。別に、襤褸切れのように捨てられたとかじゃないよ。

ただ振られたから、そこを拗らせているだけで。

その辺は有りがちだけど、ここまで「私、モテないんで!!」印籠的なものにならないと思うけどなぁ。

 

あと、気になったのが、ゼフェル。

私はゼフェエンって好きなんです。

不器用だけど本当はやさしいゼフェルと、前向きで明るいエンジュというのは、それだけでお似合いだと思うし。

でも、よくよく見ると、ゼフェルの演出が悪くて、ストーカーにしか思えない。

気になる女の子ならいいんだよ。

でも、それを追いかけるんじゃなくて、ちょっと目に入ったときに、エンジュが野郎と一緒にいる場面を見て焼きもちを妬く程度でいいんじゃないの?

あんなつけまわるようなことしなくても。

それとも、エンジュがあのゼフェルを振るのも仕方ないよね!というフラグなの?

 

ラヴィスの怠慢も、本当にただの怠慢だもんね。

脚本かにSP2のドラマCD聞かせたい。あれはわけがあって、彼のみは真実を見極めた上での言動であって、決して怠慢ではなかった。

 

比較的まともなのは、エンジュと恋愛フラグのないジュリアスってどうよ(笑)。

いや、ジュリアスがまともでよかった。

(エンジュとフラグがなくて喜ぶ人の気持ちがすごく理解できた。)

一番彼らしかったのは、初回エンジュが聖地を勝手に逃げたときに、「そんな人ならエトワールとしての資格はない。けれど、まだ本人がその能力に目覚めていない可能性もある」というような発言をしたこと。

ハッキリと決断するけれど、決して冷酷ではない。

こういうところがもっとあったらいいのに。

 

一言で要約してしまうと、エンジュの行動原理が不明すぎるというのが、全編に漂っていて、なんでもかんでも彼女が大活躍して終わる話の流れに納得がいかない。

そして、不満だけが残るというのが、現在のところです。