自由な恋愛状況
ずっと前から『教官協力者はSP2のEDを越えるものはない』と主張しているんですが、ひとりだけ違うキャラがいることに気づいた。
それは、ティムカ。
無論、SP2なら家族も国民も喜んでの万々歳であることは間違いない。
当然、彼自身が本当に愛して、結ばれるから、政略結婚のような悲壮さもない。
けれど、もしコレット(レイチェル)が女王候補でなかったら、彼は庶民としての彼女を選ぶだろうか。
そもそも知り合っていなかったという可能性が大きいのだが、それは置いとくとして、女王候補の肩書は大きかったはず。
これは、ティムカ本人の意向というよりも、王妃(王太子妃)になる女性の価値として、国民はもちろん、王宮そのものがそんな素晴らしい女性を迎えたいと思っていたはず。
聡明なティムカは自分はもちろん、誰しもが納得する人を選んだはずだから、ここに「王子としての務め」なるものが見え隠れする。
守護聖になることは、それまで自分に与えられてきたものをすべて破棄しなければならない。
アンジェリークではプラスのことばかり出ていたが、マイナスの遺産も相続できないはずだ。
ティムカの「国王の枷」というのも、ある意味マイナスの遺産。
彼は守護聖になることで家族などすべてを失ったが、良き王になるということも失うことができた。
そこでの恋愛は「王妃にふさわしい相手」という条件もない。
もし、エトワールでエンジュと恋愛するなら、そういう枷をなくして、のびのびとした恋愛をしているなら、それはとても年相応のものなのかもしれない。
特にティムカは天レクは当然としても、トロワですら実質結ばれないカップリングだったから、エトワールで結ばれる意味が大きいと思う。