アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

設定だけで見えてくるもの

「それが美男だと、同じ性関係でも、女が男に惚れての性関係という図式がごくしぜんに成立する」(『美男の立身、ブ男の逆襲 大塚ひかり著)

 

というのが、私の中のアリオスとコレットの間にある『エリス』という存在。

アリコレは『エリスを生き返られる技術がある』且つ『そのエリスの器にコレットが相当できる』という条件を満たしている。

だから、エリスに似ているからコレットノスタルジアを感じているのではなくて、アリオスはどうしてもコレットの動向から目が離せない。

 

恐らく本来ならお子様すぎて彼の好みのタイプでなかったコレットの価値が、これでグググと高くなり、そこから恋愛に発展するのがごく自然に成り立つのだ。

亡き人に似てるだけだと、かえって拒否反応を示す場合も多いが、コレットの身体がエリスの蘇生に必要とあれば、そりゃ一時でも目を離したくないだろう。

これは実にうまい設定だと思う。

女王試験のときと違って、宇宙の危機という緊迫した状況下で、アリオスの方がコレットに惚れる図式が成り立つから、自然に受け取れるんだと思う。

 

前にも書きましたが、私にとってレヴィアスがエリスを愛していたということは過去に相当して、「ジュリアスが大貴族出身」「ロザリアは女王になるべくして育てられた」という設定と同じ受け止め方なので、特にどうこう思うことはないのです。