アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

女王が鎮座する世界

エトワールには辛口な理由が、自分にとってのアンジェリークの世界観に違和感があるということなのだが、一言でいえば私が物事の判断をリモコレを軸に考えるから。

前にも書いたけれど、私はアンジェリークの根幹を「女王(補佐官)と守護聖の世界」だと位置付けている。

なので、たとえヒロイン視点であったとしても、また女王が脇役であったとしても、設定として女王が世界の中央にあるSP1~トロワについては違和感がない。

 

ところが、エトワールは女王は奥の間に籠って不在。守護聖はいない。

だから、主軸がエンジュとなるため、エンジュの考えに沿って(制作側がヒロインに都合の良いものにして)話が展開していく。

守護聖説得がゲームのメインテーマになっている以上、守護聖候補は聖地に生きたくないというスタンスをとるしかない。

どんなに元教官協力者の絆があっても、それはなかったことになってしまう。

本来ならば、守護聖としての力が認められた後は強制的に聖地へ召されるのが筋であり、前例をあげるならゼフェルがまさにそう。

けれども、なぜか人情話を挟まなくてはならず、それゆえに彼らが「聖地に生きたくても行けない」姿勢を貫く羽目になる。

もし、女王がいて守護聖がいて、守護聖補佐を説得するならまだ理解できるが、宇宙創世の危機に面してこの悠長な考えがいまいち納得できないのもある。

 

だからエトワール中の設定は自分の中で違和感満載なんだけど、創世の危機を脱したエトワ後の世界になると違和感はだいぶ緩和される。

女王が中心にいて補佐官が守護聖がいる。

この原則が守られていると話が安定し、安心できる。

SP1でも女王不在であったけれど、最後の最後で女王としての力を発揮するので「やはり女王あっての世界」を感じる。

これが私のアンジェリークの世界なんだとつくづく思う。