好きな人が描くということ
ある方の同人誌を読んでいたら、”好きなキャラを描く人のことはわかる!”とあった。
その方は某守護聖様が最愛なのですが、このキャラを描く人が好きか嫌いかわかる、と。
「お前は○○様のことが好きじゃないだろう!!」という怒りに、脚本家のKさんを挙げていた。
これってよくわかる。
彼女、たぶん彼のこと好きじゃないよ。
ドラマCD聞いていてもやたら説明役が多いもん。
ネットで、Kさんジュリアスの扱い酷い!って見たことあるけれど、確かにそういう傾向にある。
ただ、キャラクターに愛がないってことはないと思う。
どうしても説明役が似合うキャラと似合わないキャラがいるので、そういう面はあるし、あれだけの人数を平均的に出番を回すとなれば、説明役としての出番も一場面と考えなくてはならないから。
ただ、個人的にはKさんの描く女の子って好きじゃないの。
リモージュが好きだと言われているのは、SP2のドラマCDにやたらリモージュが出張っているからだと思うのですが、このリモージュが鼻につくんですよね。
たぶん、書いている本人は”天真爛漫で誰からでも愛されるリモージュ”っていうのを演出したいんだと思いますが、ジュリアスとゼフェルとの喧嘩の仲裁に「喧嘩はやめれ~~~~~」って泣いている。
17歳女子が人前で泣く。ハッキリ言ってドン引きだ。
ましてや女王陛下という至高の存在なんだぞ。
そのCDではジュリアスとゼフェルがあたふたして終わるんだけど、これってありえない…。
白い翼のメモワールも、聖地より愛をこめても、あのリモージュは好きになれない。
なんか情報を小出しにするあたりが鼻につく。それって視聴者に原因をあとでわからせることなんでしょうが、それにしてもあざとい。
ただ、私は決してリモージュが嫌いなわけではない。むしろ、好きなキャラ。
一生懸命に頑張って、女王になるべくして生まれたロザリアに女王試験で勝つってあたりで、すごいと思う。
それに、天レク、トロワで宇宙の危機に対して、命を張って守ったのだから、やっぱり尊敬できる。
なら、Kさんってコレット好きじゃないよね、と言われると、嫌いというよりもリモージュが好きすぎて書き込めないのかな?とも思える。
でも、それがよかった(笑)。
だって、彼女が思いっきり気に入って書かれたら、たぶん、私の好きな感じには仕上がらないと思うから。
彼女が全面的にシナリオを描いたエトワールでのコレットの扱いについて、前半はまったく出てこなくて、後半にやっと登場する。
命張って世界を守っているのに、天レク、トロワのリモージュと比べて存在感がないのは確かにあると思うけれど、コレットが主人公として登場している白い翼のメモワールのアニメや、漫画の青空の軌跡より余程マシ。
Kさん、いいシナリオを書くことも多いから、なんか惜しく感じる。