号泣する準備はできていた
泣きたい気分のときがある。
私の場合は落ち込んでいるときよりも、心が暇なときが多い。
鉄板の泣ける創作を読む前にティッシュを用意(笑)。
涙腺ゆるいタイプなので必須です。
好きなのでアリコレを読むことが多いのですが、コレットならなんでもって感じです。
ここでポイントなのが、コレット(ヒロイン)が自分に合っているか、だ。
合っている=似ている、ではない。
ヒロインの言動が自分の許容範囲にあるか、どうか。
ここでズレが生じると、どうしても読んでいるのがつらくなる。
昔、友達が「乙女ゲーはヒロインが自分に合わないと苦痛」と言っていたのを思い出す。
確かに、納得できない選択肢ばかりなら無理だよね。
泣くというのは、死別を含めた別離だけじゃないんだな、と改めて実感。
アリオスに限って言えば、死別前提になるんだけど、それがなくても丁寧な書き方になれば泣ける泣ける。
自分の想いが伝わらない。相手の気持ちがわからない。
大切な想い出にふけるだけで、その描写が丁寧なほどに泣ける。
悲恋じゃなくても人間泣けるもんだな、と実感します。
明らかなるハッピーエンドでなくても、幸福を予感させるような一抹の希望があれば、そこに幸せな未来を描くことができる。
そんな力量がないから、自分で補えない分、他者様からいただきます。
もう何度も繰り返しても、泣けるってすごい。
ひとりPCの前にいられるときに、こっそり泣いています(笑)。