ラブラブ天使様~恋するエトランゼ~
とうとうアリオスと名の付くドラマCDは全部購入しました。
これはずっと悩んでいて、どうしても萌の供給が欲しくて、手を出してしまいました。
感想を一言でいえば、まだ買う予定のCDがあるなら、おすすめしない。
シナリオがイマイチなのもあるのだが、一番大切なのはアンジェリークのキャラクターが現代には絶対的に似合わない、ということ。フリートークで賢雄さんも照れるとか言ってたもんね。
セレブといえば大貴族のジュリアス(CDには出てません)とか、エリートのエルンストなんてまだいいのだけど、クラヴィスは母子家庭のジブシーだからこそいいわけだし、ユーイも身内は祖父だけで、それだけにおじいちゃん子ってとこがいいのにさぁ。
アリオスもニートとかヒモとか言われているけれど、この人は元皇族とか、敵対していた過去ががあってこそ、なんだよね。
セレブとか、そういう恵まれた才能とか、そういうのじゃないんだ。
私がよく言っているヒロインの名前を言わないから、マルセルがやたらヨイショしてくれる。その理由がよくわからなくて、うーんって感じ。
しかし、彼がキャスティングされた理由はわかった気がするよ。
これは名前がないので仕方ないのですが、希望の天使って繰り返すのは笑う。
聖天使とかエトワールとか、それと同じ。
仲がいい設定なのに、変だ。
あと、このCDはやたらとヒロインを日本人と主張して、キャラクターの出身国との文化の違いを強調するんだけど、文化比較論とか学んでいるような設定ならまだしも、この違いがただの雑学程度の、しかもそこから会話が発展するようなこともなく…。
それと、アリオスのところで感じたのは、アリオスっぽくなかった。
ライブの後にヒロインが楽屋を訪れるんだけど、そこでアリオスがキャンディをくれる。
そのときの台詞が「こんなので喜ぶなんてお前ってホント…かわいい奴だな」!!
ち、違うだろう!!
そこは「馬鹿だな」「安上がりの女だな」とか「ばーか」だ!!
その”馬鹿”は彼の照れ隠しも含まれて、かわいい奴って意味なんだよ!!
これなら、オジサマ専科の成田さんの方が余程アリオスっぽいので、妄想ができる人はそちらの方がおすすめ。
あと、アリオスとのデートは茶室なんだけど、この茶をたてる効果音が『卵を菜箸でかき混ぜるような音』なんだ。
こんなに水っぽい音はしないように思うのだが。
と、かなり辛口に書きましたが、ヒロイン=自分を想定したいなら、いいかも。
やたら日本人を強調するのはそのためなんだろう。
そこで、私ははっきりと夢思考でないのがわかった。
アンジェリークはもとからカップリングで好きというのもあったんだけど、他ジャンルではドリー夢小説とか読んでいたこともあるんだよ。
でも、考えたら、私はそのヒロインとキャラクターとの恋愛を見ていたんだよね。
どうしても自分との恋愛とは思えないの。
総合すると、私には交響曲アンジェリークのダイヤローグ(3分)×2回以上のものはない。
アリコレ好きなら、まずそこからで、これは最後に買うのがいいと思う。