演じていたのはどちら?
アリオス誕生日おめでとう。
まさか、昨年度は一年後も創作しているとは思わなかったよ。
来年あたりはあやしいので、少しでもお祝いできてよかった(笑)。
さて、レヴィアスにとって、アリオスというのは演じてきた人格なんだから、天レクとトロワの彼は違っている。
本当の理由は制作サイドがレヴィアスとアリオスを演じ分け、ユーザーに驚きを与えるというのが一番の理由だと思いますが。
でも、ストーリー上そこに破綻はないんだよね。
ただ、アリオスという人格がレヴィアスが無理矢理作ったものでないため、彼がアリオスとしているときが、一番生き生きしていたような気がする。
というのも、レヴィアスの気さくで面倒見のよい部分があって、それを土台にしているから無理がない。
加えて「旅の剣士」というなににも囚われない自由な肩書が、彼の束縛を解放し、より自然な人格へと移行している。
当然、それはコレットたちに信頼されるためというのが大きな要因ではあるけれど、彼自身もその自由気ままな剣士に酔っていた部分もあったんじゃないかな?
むしろ、自分が決めたこととはいえ、レヴィアスという人格が敷き詰められたレールの上にあって、そこに息苦しさを感じていたのではないか?
偽りの姿のアリオスの方が、自分のありのままの姿になるなんて、それこそ想定外だったはず。
決して「皇帝」になりたかったわけでも、「エリスを皇妃」にしたかったわけでもない。
積み重なる過去が意地に執着を重ねた結果、クーデターと復讐に生きるだったわけなんだから。
だから、トロワで「なにをするにも自由なんだ。それが無性にうれしい」という言葉は、とても重い。
それくらい、彼の過去はなにかに束縛されて(自身でで束縛して)成り立っていたんだと思う。