転生
考えると穴だらけでどうなってるの?ということが多くて困るアンジェリーク。
しかも、かなり世界で重要なことが未だに謎。
守護聖は割合きちんと定義はされているんだけど、女王や聖天使はもちろん、アリオスの存在すら謎。
そして、今回は転生について。
実は、これは公式である程度決められている。
アリオスがコレットの宇宙に転生してきたのは、女王の慈愛によって行われたということ。
…なんですがね、ちょっとそれだけでは理解できない部分が多い。
もちろん、そう定義しないと他カプの存在意義がなくなってしまうので、公式にこのようにしないとダメなのはわかる。
(トロワ前は天レクノーマルEDから出発するから。)
数々の言葉尻を捉えて、アリコレ仕様に考えると下記の通りとなる。
まず、アリオスが転生してきたと判明するのが、アリオスEDのみ。
ノーマルEDを含めて、すべてが「人類の誕生」のみにとどまり、「翠と金の目を持つ男の子」とまで言及するのはアリオスEDだけ。
次に、トロワで記憶を失ったアリオスが自分の名前を尋ねてくるときがある。
そのとき、「レヴィアス」と返答すると即NG。思い出したぜ、あばよ!と永久に去ってしまう。
当時の私は納得できなかった。
レヴィアスは彼の本名であって、それがなぜNGワードなのかと。
しかし、記憶を失っていたとはいえ、彼はレヴィアスではなくアリオスになりたかったのではないか、と考えると納得する。
天レクEDでもコレットに惹かれているのに、レヴィアスとしては信念に殉じるしかなかったといって自死しるわけだから、アリオスとしてなら彼女と一緒にいられたわけだし。
むろん、コレットとしてもレヴィアスというよりアリオスに惚れていたわけなのだから、アリオスに生まれ変わってほしかったわけで、ここで両者win-winなはず。
そして、そもそもなぜアリオスが聖獣の宇宙へ転生したのか。
当然コレットの力で転生したのだから、彼女の宇宙が相当するんだけど、それならなぜエリスと共にレヴィアスとして転生しなかったのか。
ノーマルED前提なら、それが一番自然なはず。
コレットは慈愛によって甦らせたのだから、エリスだけを除け者にすることはない。
となると、彼が一番に愛したのはエリスではなく、コレットだと示しているように思う。
実際、この辺は制作サイドの思惑で、こうすると逆にアリコレの人にとってありえない選択になってしまうから、それもできなかったんだろうけど。
こんな風に考えていくと、アリオスがアリオスとして生まれ変わりたくて、コレットを選択したとしか思えないんだよね。
トロワのEDで「過去を断ち切る」と発言しているので、ずっと引きずっていたものを断ち切っても、彼女と共にありたかった。
そう考えると、転生というものが、コレットのみの力だけでなく、アリオスもかなりその想いが強かったと思ってしまう。