アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

存在意義

新アンジェが発売されたらヒロインの名前は当然「アンジェリーク」であろう。

続編ではないが同じ世界観を持つネオアンのヒロインがアンジェリークだったので、これは間違いないと思う。

そもそもアンジェリークの世界において、女王は偉大であり、その中でも「アンジェリークの名を持つ少女」が最も尊いのである。

だから、アンジェシリーズのヒロインながらアンジェリークの名を持たないエンジュは異例の存在であろう。

もちろん、それは先代女王アンジェリーク、神鳥の女王アンジェリークリモージュ、聖獣の女王アンジェリークコレットと同じ世界に三人のアンジェリークがいる(先代女王は退位しているが以前のヒロインがそのまま残っている)ため、混乱を避けなくてはならずアンジェリークではなく「エンジュ」にする必要があった。

同じくトロワのティエン・シーも同じ天使の意味を持つがアンジェリークと名乗れないでいる(ただし、彼女は女王であってもヒロインではない。先代女王と同じ枠組み。)

 

あくまで個人的な意見だが、私はアンジェリークを「女王ならびに守護聖の世界(候補生を含む)」と位置付け、正編は女王ないしは女王候補視点だと思っている。

そして、女王と守護聖とか聖地における一流の位置付けになり、それと同時に教官協力者エトワールアリオスは二流と位置付ける。

ただ、お断りしておくが一流>二流の位置付けはあくまで肩書であって、キャラクターそのものではない。

会社における肩書で部長>課長みたいなものなので、誤解のなきように。

そこで、その位置付けにおいて

女王>>>(越えられない壁)>>>守護聖=補佐官>>>(越えられない壁)>>>教官>協力者>エトワール=アリオスなのかな、と。

守護聖、補佐官と教官との間の超えられない壁はすなわち聖地と下界だと思ってもいい。

エトワールとアリオスが同格なのは、聖天使と魔天使が相方とされているので、その前身である状態でも同じかと思われる。

エトワのメモブによると経験を積めば聖天使も守護聖と同格になると示唆されているので、後年守護聖=補佐官=聖天使=魔天使と女王以外十把一絡げ状態になることも考えれるのだが、仮にこうなったとしても神鳥守護聖内でも上下関係があるように一律で横並びにはならないとは思っている。

 

女王になることのないエンジュの名前が天使を意味していてもアンジェリークでなかったのは、まるでこのことを予言していたように感じてしまった。

もちろん、そんな思惑は少しもなく条件的にアンジェリークにできなかっただけなのは理解している。

けれど逆にいえば、アンジェリークの名を持つ少女が至高の存在と際立たせるものだと感じ取れるのだ。

同じ素質を持ちながらもアンジェリークとそれ以外の名は聖地と下界以上に隔たりのあるものだと私は考える。