猫の森には帰れない
谷山浩子の歌に「猫の森には帰れない」というのがあるのだけれど、今の現状を鑑みるとまさにこんな心境。
コロナ前には戻れない。
ただ悪いことばかりではない。
手洗いうがいだけでウィルスによる感染症は激減することが証明されたし、来年度以降も続くかは不明だが舞台の配信がデフォルトになったということ!
博品館でのウルトラマンのショーについては映像化することはなくて、ウルトラマンタロウ編のときに体調不良で観劇できなかったのをとても後悔しているのですが、今回はタロウではなくマンの物語であっても同じ6兄弟物語と銘打っている。
見たいけれど劇場に赴くのは難しい…となると、映像化しなければ見ることができない。
しかし、配信ならば家庭で手軽に見ることができる。
今は日本のどこでも蛇口をひねれば水が出てくるが、それは水道が整ってこそ。
このような水道が完備されるまでには長い年月がかかったのですが、一度整ってしまうとあとは付け足すのはそれほどの労力はいらない。
演劇は劇場でこそという流れがあったのは演劇の良し悪しだけでなく、映像化によるコスト高もあったであろう。
が、今の配信&アーカイブ視聴の土台が整えば映像を流すことはそう難しくなんのだなと実感。
これが基本的なオプションとなったら、地方からわざわざ交通費や宿泊費をかけて出かけなくてもすむし、子育てや介護で家を留守にできない層も視聴可能になる。
個人的には映像化して手元に残したいけれど、見られるならここは譲歩できる。
既に公開したタロウ編もだけど、コロナのために中止になってしまったゾフィー編も是非再公演&配信を願う。