理想の関係
以前、友達から借りていたのに、SP2のドラマCDを聞いてたことすら忘れていて買い直した私(笑)。
でも、中古品でかなり安かったので、また聞けてよかったです。
内容もかなり忘れていて、ああ、こんなのあったね、という感じで新鮮でした。
そして、意外にも覚えていたのは、レイチェルのちょっと鼻につく話し方だった(笑)。
でも、憎めないんだよね、彼女。
それを思い出したのでした。
そう思うと、私はあの段階からレイチェルが好きだったのかもしれない。
ゲームでもドラマCDでもあまり好きじゃないと思っていたのに、嫌悪感はなく覚えているってことは、どこかしらで好きだったのだろう。
今はもちろん、好きです。
やっぱりリモージュとロザリアの関係もそうだけど、女王候補時代からベタベタな甘いものじゃなくて、切磋琢磨してお互いに成長した結果だと思っている。
お嬢様のロザリアに対して庶民のリモージュ。
天才のレイチェルに対して凡人のコレット。
先天性のハンデがありながらも、それ以外のなにかで優っていた結果、アンジェリークという名の女王が誕生したのだと思います。
(余談ですが、新宇宙が創世の時代でなければ、私は女王はレイチェルがなったと思う。データ上、読みきれない時代だからこそ、受け止めるキャパシティが広いコレットが女王へ選出されたのだと勝手に思っています。)
以前にも書いたのですが、私の考えるアリオスの仕事のパートナーはレイチェルです。
ある意味、このふたりが聖獣の宇宙のインポータントな人物で、コレットはあくまでフェイマスなキャラクター。
シンボルと言ってもいい。
それは聖天使(エトワール)のエンジュも同様です。
けれど、実際その世界を動かしているのは、間違いなくこのふたりなので、インポータントなキャラになる。
酸いも甘いも熟知している、そんなふたり。
おそらく、ある程度のことはコレットも知っているけれど、実際の壮絶な現場とか状況とかまでは知らないのではないか。
アリオスとしてもレイチェルとしても、そういう醜いところは見せたくないと思うから。
こういうの、個人的には理想の関係。
よく男女の友情はありうるか?みたいなことは話になるし、実際には難しいと思うけれど、戦友としてならなれるように思う。
それがレイチェルとアリオスの関係。
ひとり(コレット)を守る表と裏の盾なんだと思う。
アリオスとしては、償うつもりでしている任務ではないけれど、コレットにしたら、こうして聖獣の宇宙に関わることで、彼がみんなに受け入れやすい状況を作っているんだと思う。
そして、レイチェルとしても、彼は能力の高い人物だし、任務に最適だと思っているし、彼女としてもそうすることでアリオスを受け入れつつあるのでは?と穿って見てしまうのだ。
天レクのアリオスEDは結果としてアリオスを選んだことになってはいないけれど、心情としては、コレットはアリオスを選んでいたわけで。
それをレイチェルが知らないはずはないと思っています。
16歳の少女がそれを受け入れるには、言葉だけでは無理でしょう。
こうして、お互いが同じもののために動くからこそ、認め合える。
そんな理想の仲であってほしい。