名前の重要性
アンジェリークの世界で”アンジェリーク”ほど尊い名前はない。
同じく天使の意味のアンジェリーナやアンジェリカはもちろん、エンジュも格下になってしまう。
だから、エンジュはアンジェリークのヒロインには間違いないんだけれど、255代女王アンジェリークが崩壊する宇宙を救った英雄で、256代女王アンジェリークがそれを継いで発展させた中興の祖。
また、聖獣の初代女王アンジェリークが創世記の女王であり、未来の宇宙を救った英雄であることから考えても、アンジェリークの歴史から見たら、エンジュは単なるエトワールのひとりで、歴史上アンジェリークには適わないものだと思う。
それはそうと、アンジェリークのキャラクターの名前というのが、綺麗にキャラクターイメージに合っているなぁと思っています。
オスカー、マルセル、ヴィクトールなど割合よくあるタイプの名前もあるんだけれど、それもまた彼らにはよく合っていると思うし、クラヴィス、ルヴァなんていう響きもまた素敵だと思う。
でもね、これは個人的なものなんだけど、どうしても”ブライアン”はダメなのだ。
なにがダメかと言えないんだけど、どうしても”ブライアン”という名前には恋できない(笑)。
本当に個人的なインスピレーションの問題で、特になんでもないよという人もいるだろう。
でも、私はダメ。
なんか、アンジェリークっぽっくなくて。
彼の登場前で名前がイマイチと感じたのは、実はチャーリー(チャールズ)でした。
でも、トロワ以外は”商人さん”という呼び名だったし、露天商の怪しい兄ちゃんの正体は実は大財閥の総帥ということもあって、親しみやすい名前なんだろうと思った次第。
それはそれで納得したし。
でもなぁ、ブライアンは、名前に仕掛けがあるとはいえ、ちょっとなじまない。
もう少しなんとかならなかったのか。
それまでのネーミングセンスが良かっただけに、そこはちと残念なのでした。