乙女の純潔
何故、女王が恋をしてはならないのか。
それは、初代アンジェリークが女王を選ぶか、恋を選ぶか、というコンセプトだったからということなんですが。
でも、誰しもが考えてしまうこともある。
やっぱり何故、と。
サクリアという一般人が持ち得ないものを有しているとなると、やはり乙女の純潔というのが一番に思い出される。
処女喪失と共に資格を失う。
それは、世界的に巫女にみられるもので、神に仕える女子は高貴な家柄で純潔が必要不可欠であった。
でも、それなら男はどうなの?って話になる。
守護聖だってサクリアを持っているんでしょうって。
なら、童貞なのか?
ジュリアスやクラヴィス、ルヴァあたりもまだ許せるが、オスカーとかオリヴィエはありえねーって感じ。
27歳で守護聖になったレオナードもないでしょう。
フランシスが童貞ならある意味怖いよ(笑)。
それなら、やっぱり女性だけなんでしょうか。
ひとつヒントになるのが、255代目女王とクラヴィスとの失恋。
彼女は間違いなく恋ではなく、女王という名誉を取ったわけです。
女王という建前上、恋ができないという不文律を掲げているだけなのかもしれない。
だって、SP1やSP2では守護聖と女王候補だった女性は聖地に残れるのだから。
だとしたら、女王でも男と一緒に暮らせるという選択があってもいいよね。
しかし、その相手が守護聖だった場合、彼らとは一時期付き合えても同時に下界へ降ることはほぼ不可能なため、恋愛成立にならない。
これがアンジェリークの世界だからだと思う。
つまり、浮気とか不倫とか略奪愛とかない。
そして、一番大事なのが、自然消滅というのがない!!
そのため、恋愛が成立した時点でその愛は永遠に続くことが前提となっている。
だから、女王と守護聖との恋愛が不文律となるのではないか、と思う。
255代目女王がクラヴィスを嫌っていた、となると話は別ですが(笑)。
どうでもいい話、ここにMY設定があります。
サクリアを有している期間は子供ができない、というのを。
聖地へ召し上げるというのが、家族との別れであり、新たな使命(もしくは愛)との出会いなわけで、そこに、自分が選んだ夫やら妻やらが出ては困る。
まして、子供がいたら尚更である。
なので、女王でも守護聖でも子供はできない。
そのため、子供設定は下界後になっています。