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アリコレ館

アンジェリークのアリオス×コレットばかりかと

『いいひと』にならなくて良かった

実は『いいひと』でした、というのが嫌です。

だから、トロワで復活したアリオスがいいひとにならなくて良かったな、と思った。

でも、そうと考えたのは、割と最近。

昔はおそらくどっちでも良かったと思う。

けれど、やっぱり『いいひと』なアリオスなんてアリオスじゃない。

 

クーデターを起こした原因は完全なる私怨なのだが、争ったのは権力。

そこに民の希望とか願望なんてなかった。

玉座を臨んだ、ただそれだけ。

神鳥への侵略もその足掛かりだっただけ。

だからこそ、戦いに敗れた彼はその責任を取って自害した。

これが本当に責任を取ったということでなくても、レヴィアス(アリオス)の生き方による幕引きだった。

それを周囲からどうこう言われたくない。

だから、戦うことになったけれどコレットにすら謝らない。

当然、これはアリオスの論理であり、特に神鳥側としたら「は?」みたいなことなんだけど、互いが理解できるのが理想であるけれど、実際はそうじゃない。

 

けど、それでいいんだと思う。

もし、この侵略に対して謝罪したらアリオスじゃないし、そもそも謝るくらいなら物事を起こさない男だ。

そういうひとなので、彼は周囲から一歩引いている(自分がしでかしたことの重さを知っているから馴れ合わない)というのも、合点がいく。

 

だから『いいひと』でした、でまとめると落ち着くのかもしれないけれど、キャラクターアイデンティティが崩れるから、嫌なんです。

嫌われても、理解されなくてもいい。

我は我が道を行く。

それでいいと思う。

転生

考えると穴だらけでどうなってるの?ということが多くて困るアンジェリーク

しかも、かなり世界で重要なことが未だに謎。

守護聖は割合きちんと定義はされているんだけど、女王や聖天使はもちろん、アリオスの存在すら謎。

 

そして、今回は転生について。

実は、これは公式である程度決められている。

アリオスがコレットの宇宙に転生してきたのは、女王の慈愛によって行われたということ。

…なんですがね、ちょっとそれだけでは理解できない部分が多い。

もちろん、そう定義しないと他カプの存在意義がなくなってしまうので、公式にこのようにしないとダメなのはわかる。

(トロワ前は天レクノーマルEDから出発するから。)

数々の言葉尻を捉えて、アリコレ仕様に考えると下記の通りとなる。

 

まず、アリオスが転生してきたと判明するのが、アリオスEDのみ。

ノーマルEDを含めて、すべてが「人類の誕生」のみにとどまり、「翠と金の目を持つ男の子」とまで言及するのはアリオスEDだけ。

次に、トロワで記憶を失ったアリオスが自分の名前を尋ねてくるときがある。

そのとき、「レヴィアス」と返答すると即NG。思い出したぜ、あばよ!と永久に去ってしまう。

当時の私は納得できなかった。

レヴィアスは彼の本名であって、それがなぜNGワードなのかと。

しかし、記憶を失っていたとはいえ、彼はレヴィアスではなくアリオスになりたかったのではないか、と考えると納得する。

天レクEDでもコレットに惹かれているのに、レヴィアスとしては信念に殉じるしかなかったといって自死しるわけだから、アリオスとしてなら彼女と一緒にいられたわけだし。

むろん、コレットとしてもレヴィアスというよりアリオスに惚れていたわけなのだから、アリオスに生まれ変わってほしかったわけで、ここで両者win-winなはず。

そして、そもそもなぜアリオスが聖獣の宇宙へ転生したのか。

当然コレットの力で転生したのだから、彼女の宇宙が相当するんだけど、それならなぜエリスと共にレヴィアスとして転生しなかったのか。

ノーマルED前提なら、それが一番自然なはず。

コレットは慈愛によって甦らせたのだから、エリスだけを除け者にすることはない。

となると、彼が一番に愛したのはエリスではなく、コレットだと示しているように思う。

実際、この辺は制作サイドの思惑で、こうすると逆にアリコレの人にとってありえない選択になってしまうから、それもできなかったんだろうけど。

 

こんな風に考えていくと、アリオスがアリオスとして生まれ変わりたくて、コレットを選択したとしか思えないんだよね。

トロワのEDで「過去を断ち切る」と発言しているので、ずっと引きずっていたものを断ち切っても、彼女と共にありたかった。

そう考えると、転生というものが、コレットのみの力だけでなく、アリオスもかなりその想いが強かったと思ってしまう。

アリオスの時間

私は根っからのアリコレ派なものでエトワでもアリコレ前提となるから、アリオスがコレットが創成期の危機で弱っていると知って、聖獣の宇宙へ駆けつけた段階から、もう女王と同じ時間を共有している(つまり聖地のタイムテーブルに乗っている)と思っているが、実際にはどうなのだろう。

 

トロワ→エトワールの時間の流れが不明ながら、教官協力者がみなトロワから年齢が進んでいないので、それほど時間は経過していない。

単にこれ以上年齢がすすむと困るキャラがいるからなんだが(笑)、まぁそこには目をつぶる。

おそらくそれまで、アリオスはアルカディアにいたと思うから、時空の流れは考慮しなくてもいいのかもしれない。

 

エンジュは聖天使になる場合、もしくは守護聖とのラブEDだった場合は聖地のタイムテーブルになることになるのがわかるから、問題ない。

(アリオスEDの場合はどこかへ行くということになるだろうから、聖地時間ではないはず。この辺は謎ではあるが…。)

そこで、思い出すのはCD「花のシャングリ・ラ」のドラマ”優雅なる休日”のジュリアスの言葉。

エンジュが聖天使を拝命してから、アリオスも公式に認められる存在になったということがほのめかされている。

ということは、この時点で聖地タイムテーブルに乗った可能性はある。

それまでは、SP2の教官協力者と同じで下界の人間ながら聖地に出入りするという状態だったのかもしれない。

 

コレットが眠りについていた時期というのは、聖獣の宇宙にとってかなり激動の時代だと思うし、聖地の時間でないと対処できないと思うから、やっぱり当初のとおりアリオスが聖獣の宇宙に来た時点で聖地のタイムテーブルでいいのかもしれない。

エリスへの妄執と脱却

二次元というのもあって、十年も亡き人を想うレヴィアスの設定は重たい。

ただ、レヴィアスはエリスが死んだことで皇帝の憎しみがMaxまで高まったが、実際に彼女の心情を汲んだものではなかった。

とにかく、彼女の死を認められない十年だったに違いない。

 

レヴィアスが自死するのは、彼のしでかしたことのけじめだったのだろうが、それだけじゃなくて、意地とかプライドとかが含まれてたのも確かなはず。

野望が成功するか失敗するかのDead or Alive。

失敗したので死を選んだのだけど、そこにコレットへの気持ちもあったと思う。

彼女は太陽のような存在。

アリオスには眩しすぎた。

闇の中を生きる彼にとって、この場所へ彼女を連れていくことはできなかった。

エリスが『レヴィアスと逃げる』という選択肢がありながら、事実上それは不可能であったため、彼の幸せを想って(皇帝の側室になれば彼は刃を交えるだろうと予測しただろうから)、彼女は苦しみ、投身自殺をしてしまう。

アリオスも『コレットを攫う』という選択肢があったはずで、コレット自身は彼を許していたわけだから、そのチャンスを棒に振ったのは、やはり一緒にはいられないという考えだったのだろうと予測。

皮肉にも、彼のしたことはエリスのしたことの繰り返しだった。

 

だから、トロワでエリスの死を認められたんだよね。

『あいつと俺の幸せの基準が違っていただけで』と。

そう、彼女もまた自分を愛し、苦しんで自殺した。

彼もまたコレットを愛してしまい、苦しんで自決した。

認めることで、ようやくエリスからの妄執から逃れられたんじゃないかな、と思っている。

 

そこで、アリオスはやっと恋ができるようになった。

エリスの死後はエリスに引きずられたままで、彼女を復活させることばかりで、新たな恋という発想すらなかっただろう。

でも、エリスの死を認めたことによって、やっと自分はエリス以外の人間を愛しているとも認められたのであろう。

しかも、外見も内面も似ていると思ったコレットだが、最も惹かれたのは『エリスに似ていない部分』だった。

ここは大きなポイントだ。

 

だから、私は単にアリオスが過去の傷を癒しただけでは、新たな恋はできないと思っている。

エトワールの前提はおそらく、天レクノーマルED→白い翼のメモワール→トロワノーマルED→エトワールだと思うから、これではアリオスは過去から脱却できても、エリスからの妄執からは逃れられない。

だと、恋はできないと思っちゃうんだよね。

妄想を辿る

私は妄想がどのような経過を辿って、その結果になったのかを考えるのが好きです。

要は暇人なんですが(笑)。

特に、キャラの語りについて、相手は誰だろう?って考えると自然と特定のヒロインが浮かんでくる。

もちろん、制作サイドは語りという性質上、あなたに語りかけているというのが正しいものなんだろうけれど、私はどうしてもキャラ×キャラで考えてしまう。

 

そこで、CD『Ribbon』。

ゼフェルは膝枕がポイントになるので、私の想像ではコレット

単にトロワのEDスチルの影響です。

なかなか会えないふたりのまったりデートという感じだから、どのヒロインでもまったく問題ない。

でも、ランディと違って、ゼフェルはヒロインが変わると印象が異なる。

リモージュだと彼女に振り回される気がするし、ロザリアだとお互いの不器用さで空回りしそうだし、コレットだとなかなか距離が縮まない感じだし、レイチェルだとケンカップル系だと思うし、エンジュだと友達以上恋人未満みたいな気がするし。

あと、以前にも書いたけど、ゼフェルの独白ってちょっと恥ずかしいんだよね。

内容ではなく、ゼフェル自身が恥ずかしがってるから、こっちまで恥ずかしくなる。

でも、それが彼の良さだとも思うからこのままでいい。

 

ルヴァの相手はエンジュ。

こちらはランディとは逆で、少し硬い口調のような気がして、付き合いの長いリモロザコレレイは除いてしまい、エンジュに。

元からルヴァは恋愛と日常の感情にそう差がないので、わかりにくいというのもあるんだけど、釣りのデートというよりも、日常の一コマみたいな感じがする。

こういう付き合ってるか付き合ってないか、そういう曖昧な関係が好きだし、なにより彼っぽくて個人的には好きです。

 

ランディはリモージュ

お茶の準備中に食後の片づけを手伝うよ、という場面でのやりとりなんだけど、それがすごく彼らしくて素敵です。

ランディはヒロインが誰であってもお兄ちゃんポジションだよね。

妹がいるからということなんだけど、それだけじゃなくて、彼自身が上に立ってなにかするタイプなんだと思う。

で、ランディの語り口調がとてもフランクなので、なぜかエンジュでは想定できなかった。

シチュエーション自体がもう恋人設定だろうからエンジュでも問題ないんだけど、なぜかもっと親しい間柄のように感じてしまって。

ロザリアならばあやが、レイチェルなら食洗器で洗い物しそうな雰囲気なので、リモージュまたはコレットを想定して、より自然なのはリモージュかな、と。

ランディに限らず、神鳥守護聖はヒロインみんな対象にしているから、誰でも無理はないんだけど、より自然と思われたのがリモージュでした。

 

天体観測のエルンストは、コレット

エルンストの口調が丁寧であっても目上の人に話す感じではないので、リモロザは除く。

レイチェルだと天体観測なんてしたときに告白するような間柄とは思えなくて。

そうなると、コレットまたはエンジュなんだけど、私はCD『LOVE CALL』のイメージが強くて、あのときのエルンストは自分の気持ちに気づいていなくて、それをリベンジする意味で、となると相手はコレットかな。

 

アリオスは聞かなくてもコレット(笑)。

ではなくて、”アリオス”として公式にリモロザには出会っていないはず。

アリオス自身は侵略者の過去をどうこう思っていないだろうが、それでもさすがに神鳥に行くことはないと思う。

そうなると、コレレイエンなのだが、レイチェルとわざわざなにもない草原に来るイメージはない。

この草原が秋の終わりから冬のはじめくらいの約束の地のようなイメージがするので、ここからコレットに。

また、白い翼と黒い翼という台詞があるんだけど、エトワール未プレイだからその言葉がゲーム上に出てくるのかもしれませんが、私にはツイコレのイメージが強い。

「お前を守れればいい」というイメージはエンジュよりコレットなので、やっぱりコレットがしっくりくるんだなぁ。

 

最後のヴィクトールはコレット

リボンをプレゼントするヴィクトールの口調は教官そのもの。なので、リモロザは除く。そして、リボンのイメージのないレイチェルも除く。

アクセサリーをプレゼントしてもいいという台詞もあったので、恋人設定だと思う。

だから、恋仲になったリモロザでも妄想はできる。

お前に似合うのは淡い色のリボンと言っているので、それがコレットを思わせるんだと思う。

エンジュもピンクのリボンしてるからエンジュでも無理はないんだけど、色の濃い髪の方がより淡い色のリボンが似合うと思うんだよね。

 

以上、妄想でした。

自由な恋愛状況

ずっと前から『教官協力者はSP2のEDを越えるものはない』と主張しているんですが、ひとりだけ違うキャラがいることに気づいた。

 

それは、ティムカ。

無論、SP2なら家族も国民も喜んでの万々歳であることは間違いない。

当然、彼自身が本当に愛して、結ばれるから、政略結婚のような悲壮さもない。

けれど、もしコレット(レイチェル)が女王候補でなかったら、彼は庶民としての彼女を選ぶだろうか。

そもそも知り合っていなかったという可能性が大きいのだが、それは置いとくとして、女王候補の肩書は大きかったはず。

これは、ティムカ本人の意向というよりも、王妃(王太子妃)になる女性の価値として、国民はもちろん、王宮そのものがそんな素晴らしい女性を迎えたいと思っていたはず。

聡明なティムカは自分はもちろん、誰しもが納得する人を選んだはずだから、ここに「王子としての務め」なるものが見え隠れする。

 

守護聖になることは、それまで自分に与えられてきたものをすべて破棄しなければならない。

アンジェリークではプラスのことばかり出ていたが、マイナスの遺産も相続できないはずだ。

ティムカの「国王の枷」というのも、ある意味マイナスの遺産。

彼は守護聖になることで家族などすべてを失ったが、良き王になるということも失うことができた。

そこでの恋愛は「王妃にふさわしい相手」という条件もない。

もし、エトワールでエンジュと恋愛するなら、そういう枷をなくして、のびのびとした恋愛をしているなら、それはとても年相応のものなのかもしれない。

 

特にティムカは天レクは当然としても、トロワですら実質結ばれないカップリングだったから、エトワールで結ばれる意味が大きいと思う。

ライバルという存在

当初はライバルと四苦八苦しながら試験をこなす物語だったのが、いつの間にかライバル不在のゲームになったアンジェリーク

ライバルがいなくなった頃に発売された遙かシリーズもライバル不在だから、ゲームのシステム上不要だと判断したんだろう。

要はライバルいるとゲームがしんどいから、制作サイドが作らなかったんだろうなぁ。

でも、ライバルいないとダレるんだよね。

私はトロワみたいな作業でも苦にならないタイプだからいいけど、サクサクやりたい人には結構ゲームが長くて苦痛になるかも。

 

それは作り手の事情なわけで、物語の流れから見てみるとまた違った側面が見えてくる。

というのも、ライバルがいなくなったのは、天レク以降。

つまり、天レク・トロワ・エトワール。

これはみんな宇宙の危機を舞台にしている。

SP1も実は宇宙の崩壊を含むという重いバックグラウンドを持っているのだが、ゲーム上そこは語られない(ほぼ最後だけか)。

なので、全面的に『宇宙の危機ですよ!』となるのは先の三作。

当然、ライバルと争うどころではなかった。

それに、各人の役割というものもあった。

天レクなら、リモージュ・ロザリアは囚われの身であり、コレット他がその奪還を目指し、最終的に皇帝との決戦になる。

トロワならアルカディアを守るのはリモージュ、育成してエルダを解放するのがコレット

エトワールは未プレイなので、実はリモージュがどのような働きをしているのかよくわからないのですが、彼女はあくまでも神鳥の女王であるから、そんなに全面的に出ないのが正解だと思う。

コレットについては、幼い宇宙をひとりで抱えているため動けず、育成はエンジュという分担になる。

流れとしては確かにこれが一番おさまりがいいと思える。

 

次は、物語の構造から。

私はアンジェリークを要約すると「女王(含む候補)と守護聖の物語」だと思っている。

女王になるまでは優等生(お嬢様)・天才VS平凡な少女。

(255代目女王・リモ・コレVSディア・ロザ・レイ)

しかも、普通なら考えられないけれど、平凡な少女が勝利する世界。

だから、どんなに優秀な人材であっても、女王と守護聖以外は二流のキャラとなってしまう。

そう考えると、エトワールはアンジェリーク正編であることは間違いないけれど、構造上はスピンオフ扱いとも思える。

だから、ヒロインの中で、彼女だけライバルがいない。

あくまでも、神鳥におけるロキシーと同じような存在なんじゃないかと。

もちろん、それ以上の逸材だし、なくてはならぬ存在だけど、女王と守護聖からみたらそれくらいの扱いになっても仕方ないのかな、と。

 

個人的にエンジュにライバルがいないのは残念だった。

男女問わず切磋琢磨して友情を築いていく話が好きなので、そういう人間関係がないのはちと寂しい。

明らかにリモージュとロザリア、コレットとレイチェルは回を重ねるごとに関係が変化している。

そういう側面がとってもうれしいから、彼女にのみそういうことがないのは、残念に思えてしまう。