パクリという問題
たまたまネットサーフィンしていたら今度発売される某乙女ゲーが同じジャンルの乙女ゲーにそっくり。パクリだ!というのを見掛けた。
先に断っておきますが、私はどちらも知らないので思い入れもありません。
また、ネットで見掛けただけなので、情報(真実)は違うかもしれません。
その上で、感じたこと。
パクるなら、もっと頭使ってよ!!
である(笑)。
いや、好きなゲームをパクられたら笑ってられないでしょうが、スクショで並んでいふたつの画面はそっくり。
私の目には子供用間違い探し程度の違いしか感じなかった。
すごいな。ここまで丸パクリなのは。
一見して訴訟レベルだと思う。
同じ「戦国アクション」でコーエーとカプコンが法廷で争ったより、更にひどいレベルだと思うよ。
パクった側に問い合わせたら「パクッてない(意訳)」のメールを公開していた方もいたけど、多分メールを送信した人は内心で”パクリだよね”と思ってたと思うよ(笑)。
トレスはどうしても証拠が残ってしまうから、一時的にはいいかもしれないけれど、結局は首を絞めてしまう行為だ。
トレスされる側はうまいからされるんであって、する側は決して乗り越えられない。
昔、大学の講義で「レポートを写した奴はわかる。原本が一番できが良くて、末端になるにしたがって劣化していく」というのを聞いた。
そのときは、「ほんまかいな?」と思っていたけれど、今ではわかる。
正しく理解している人のをただ写しているだけで、物事を理解できるわけがない。
今はネット社会だから、パクリのレッテルが貼られてしまったら、結局は自分の信用を失ってしまう。
天才的な才能をもつ人もいるだろうが、たいていは凡人だ。
同じレヴェルの中で切磋琢磨して仕事をもらっている。
もし、取引先の会社にパクリ疑惑があるなら、そこしかないならともかく、だんだんと敬遠されるに違いない。
また、これだけ社会的コンプライアンスに厳しくなっている世の中で、以前はトレスは問題なかったのかもしれないが、もういい加減にしないとやった側はダメになっていく。
コンプライアンスに厳しいところは一時的に立ち止まっても、長期的な目で見ると成長する速度が速いと思うし。
ここからは穿った見方だが、絶対丸パクリは確信犯だと思っている。
素人でも一発判断できるレベルなんだから、仮に同じゲームでもまったく異なるジャンルで「知りませんでした」は(辛うじて)通じても、まったく同じジャンルでは誰も信じない。
確信犯的にGOサインを出して、訴訟されても時間があるから、それまでにゲームだけでなくグッツなどで売り上げをあげる。
ゲームはどれもがマリオやドラクエみたいに永続しないから、もう斬り捨て御免の感覚で。
訴訟で敗訴したら「私たちは知らなかった。開発元の問題」「自分たちの意見が組み入れられず残念でした」みたいなコメントをだし、終了。
新手の丸パクリ商法なのかもしれない。