朗読会
去る11/18のアンジェリーク朗読会に行ってきました!
禁域の鏡をベースにした話とのことで、ただシナリオブックなどは観劇後に見るようにとあったのでオリジナルストーリーを挟むのかと思ったのですが、これがほぼ忠実にドラマCDのダイジェスト版でした。
オリジナルの台詞はほとんどなく、逆に考えると3人しかいないのにこんなダイジェスト版を組めるのはすごいことだと思う。
3人以外は台詞で言動を語るのだけど、それが上手に生かされていてほぼ活躍する場面は台詞や語りで伝えられあの4枚のCDを一気に聞き終えた感じ。
もちろん、最後のアリオスに問いかけるランディの台詞がジュリアスとリュミエールに台詞が入れ替わったりするなど、多少の手直しはされていましたが、それもすごく自然におこなわれていてビックリ!!
夜公演に参加したのですが、これが休憩後の語りがアリオスで!!!
つまりコレットの病室に見舞っているアリオスが語っている体裁をとっていて、まさにアリコレだよ、アリコレと心の中でフィーバー(笑)。
本来なら私は昼公演に参加予定だったのに、夜参戦できることになったのはアリコレの女神に微笑まれたからだと本気で思いました(尚、昼公演の語りはジュリアス。ジュリコレも好きなんだけどね)。
ネオフェスはDVDでしか見たことなんだけれど、ああいうイベントはそれほど興味ないので(興味あるのがドラマパートだから)、是非こんな朗読会を年に一度ペースで続けてほしいな。
朗読会ならオリジナルドラマがベストだけど、こんな風に外伝をダイジェスト版で公演するのもいい。
それと、席は解放席だったのですが(声優さんその人にはあまり興味はないので)、2階席なんだけど全体が見渡せてすごくよかった。
逆に1階席より見渡せたんじゃ…ってくらいよかった。
難をいえば座席と座席の間隔が狭く、また通路が狭いので出入りしづらかったけど、これは公演中には関係ないのでこの条件で6000円なら手頃でいいわ。
余談ですが。
朗読会でたくさんのフォロワーさんたちにお会いできて楽しかったです。
こんなに多くのアンジェリーカーさんがいるとは思わず、もうそれだけで感動ものでした。
ご挨拶できなかった方もいらしたので、またこんな機会があればな~と思いました。
謎はなくていい
ウルトラマンR/Bが後半に入った。
このまま終盤まで印象が変わらないんじゃないかな、と危惧している。
半分まで来て終盤にどんでん返しができるのは、余程上手に伏線を取り入れいる場合に限るだろうから、申し訳ないがルーブには無理だろう。
正直まずかったと思ったのが「ホームコメディ」の「コメディ」。
コメディを標榜してしまったがために、毎回ギャグを入れる風潮になっているけれど、これがイマイチおもしろくない。
ただの家族をテーマにしたホームドラマにしたら、ウシオ父さんのTシャツギャグ程度で、レオの謎修行と同じく「やればツッコミたいけど、ないとさびしい」テイストになりそうだった。
無理に笑いをとろうとするからボロが出る。
それと、謎かけ。
謎が謎を呼ぶようなシナリオなら、もっとしっかり練らなくてはダメだろう。
完全に愛染とアサヒとサキにだけ目線がいくようになっている。
兄弟が蔑ろで謎解きがあまり面白さを感じない。
こんな変な謎かけならいらない。
それならアサヒの謎よりも失踪していた母の生存につながる情報を得て、ウルトラマンになって情報を集めつつ、本来のヒーローになっていく物語でもよかったはず。
その方がシンプルでわかりやすかっただろうと思うし。
あと、気になるのがシナリオの雑さ加減。
ウルトラマン敗退後怪獣がいなくなったことに対してのフォローもなく、なんとなく怪獣登場→ウルトラマン登場→いなくなったらみんないない、というのが原則となっている。
怪獣が使役だったとしても、消え失せる場面がない。
イカロス回は全体的に嫌いじゃないんだけど、怪獣との戦いの最中に飛んでいるなんて不自然極まりなかった。
飛ばされたとしても迷惑千万だし、暴風圏内にいたら普通タダでは済まない。
戦闘が終わった後に「あ!風が!」とサーファーが波を待っていたように風に乗って、最期はブルと一緒に飛んでいる画面でEDでよかったんじゃないの?
そういう細かい粗雑さが一番悪いかたちで出たのが、現時点ではコマ姐の回。
彼女が兄弟のなんなのか正直よくわからなかったし、だからなに?という話の流れだった。
ひとりで脚本を書かなくてもいいけれど、大まかなところで誰かが責任を持ってしっかり管理してないからブレブレで、個人的にはニュージェネの区切りもあるしウルトラマンとしてのシリーズは一旦終わっていいと思っている。
萌えとは
今更ながらアンジェリークルトゥールの三万円BOXの特典にあったROMANTIC CDを購入し、ぼちぼち聞いています。
腰つけてしっかり聞くタイプでないので、聞き逃しがあると思うのだけど、いくつか聞いた中でブライアンだけ異色だな、というのが素直な感想。
全キャラ「女王候補の時間」と「女王の時間」の二部構成の中に「新女王即位~女王となるあなたへ~」の台詞があるのだが、ブライアンのみそこが~女王にならなかったあなたへ~となっている。
つまり女王の時間も”ロザリアが即位したその後”に他ならない。
未だ全部聞き終わってないので推測にすぎないが、他キャラは使命に生きたアンジェリークと想いは同じものの恋仲になることはなかったことを物語っているのに、ブライアンだけがふたり恋人設定になっている。
しかも、聖地の仕事を勝手に請け負っているような様子なので彼らとの接点も切れていない。
孤独に生きたブライアンは、アンジェリークと出逢ったことで、幸福も愛情も仕事もすべて手に入れる万々歳のEDだ。
けれど、これが不思議なことに萌えない。
私は初代SFC版に思い入れがあって、未だにルトゥールができないので、ブライアンのこともネタバレ設定程度しかわからないけれど、ブライアン萌えでもこれを公式でやってほしくないと思ったと思う。
私は生粋のアリコレ信者だけど、仮に天レクでアリオスが改心してコレットと結ばれたとなれば、当時はそれなりに喜んだかもしれないけれど、これほど深くハマらなかったはずだ。
やはりあれは天レクでの別離があって、トロワの邂逅があったからこそ、エトワでふたりが結ばれてると思うわけで、簡単に結ばれてしまったらあまり萌えないんだ。
アンジェリークの元からあるコンセプトが「恋か使命か」だから、どちらも手に入ってしまうと、先人たちの想いはどうなるの?という気持ちになってしまう。
大雑把な区切りならエンジュもそうなんだよね。
聖天使になってもゲーム上は恋愛EDにならないけれど、女王のように恋愛NGじゃないから聖地に残ってエンジョイライフみたいな。
ネオアンの女王即位&男GETも萌えなかった。
理屈じゃないんだけど、どちらかを手に入れるという状況下にあってこそ、このひとを選ぶ意義が出てくるので、そこが萌えのポイントなんだなって。
ブライアンがここで幸せになりました、ということは、この時点でルトゥールの続編はないですよ、ってことなんだと改めて思った。
エトワ発売当時ならSP2でもブライアン攻略可能だったとは思うけど、エトワでアリオスを出したのは「今までのキャラクターは例外なく出す」という大義名分のもと、「目当ての男を出せば文句ないだろう」という下心があったに違いない。
しかし、ユーザーからの拒否感と時代の流れで「攻略キャラクターは同じヒロインでなくてはならない」という考えになり、別メーカーから発売した魔恋についてはレヴィアス攻略不可になったのだと思ってる。
ブライアンはこのCDを聞いていると、続編のことを念頭に置かずに作ったキャラクターで話が完全に閉じていると感じた。
だから、派生するポイントがないから(これを妄想の余地ともいう)余計に萌えないのかもしれない。
統合性
イベントごとは苦手な方で、自分から積極的に手を出すことはなかったのですが、今年からウルトラマンタロウにハマり、タロウ45周年メモリアルイヤーということに気づき、ウルフェスもタロウメイン?みたいな感じだったので、思い切って一部と二部にチケットを取りました。
結論からいえば、タロウメインではありませんでしたけれど、行ってよかったです。
タロウをメインとすると6兄弟を使えるから便利なんですよね。
ジャック、エースがそれぞれマンとセブンのメモリアルイヤーに重なってしまって、単独で出しにくいため、タロウで十把一絡げみたいな感じなのでしょうか。
一部はエンペラ星人復活で地球の危機に立ち向かうウルトラマンたち、ということなのですが、まあよくある話です。
オリジナルキャラクターであるソラが「私は戦えないけれど、歌でみんなを支えることができる!」でパワーをみんなに与え、無事に地球は救われたというのが大まかな流れ。
よくある話ではあるので、それほど気にしてはなかったのですが、なんかすごく既視感があって、なんでだろう?と考えていたところ、わかりました。
この話の流れがバトル系漫画アニメの夢小説にあるある話だった!!
戦闘員ではいから戦いでは役に立たないけれど、なにかしらの特技(歌とか治癒とか)で戦場で活躍するヒロイン。
ソラはまさにそれ。
話の構成としては別段おかしいところはない。
先ほどから繰り返しているよくある話である。
ショーは話の面白さというよりも、各キャラクターの活躍、アクションを見るものだから、わかりやすく且つ30分という時間制限の中である程度の人数をまとめるということが重要であろう。
出演にタロウと名前があったのは他兄弟の中でマンを除けば台詞なしだから、メモリアルイヤーだから台詞ありくらいの立場。
しかし、見てはいないのだけどジードの映画でジードが噛ませだったとレヴューを見たことあるのだけど、後半挽回するとはいえ、このショーでもジードが噛ませだったよ。
ジードはベリアルの息子で遺伝的に強いという下駄はかせた状態だから噛ませにされやすいのかな?
で、二部なのですが、統合性は一部ほどはない。
敵がエンペラ星人からマグマ星人に変わった程度で結局地球の危機にウルトラマンたちが駆けつけてきてくれた。
そこに説明はない。
でも、それがよかった。
兄弟が揃う場面は本当にかっこよくて!!
そういえば一部では6兄弟のテーマ曲が流れていたにも関わらず、戦っていたのはマンとタロウを覗く4兄弟。
マンとタロウは後からの登場だったので演出的にそうなってしまったのだと思いますが。
でもね、私はタロウ最推しだけどウルトラ6兄弟あってのタロウ推しなんだよね。
こうして6兄弟揃っての演出に鳥肌ものだった。
あと、うれしいことに各人のテーマ曲に合わせてひとりづつの見せ場があるので、それも良かった!
細かい説明はいらないの。
地球の危機ならウルトラマンは駆けつけてくれる。
そこに統合性を求めていない。
これはショーなんだから。
ということで、第二部もう一度見に行こうと思います。
見えて透ける考え
好きなひとには申し訳ないのだけれど、ウルトラマンネオスを見て、もう感動するほどアホらしくなってしまった。
特撮に予算をかけてないとか、俳優陣の知名度がいまいちとか、そういう問題ではない。
もちろん、特撮がショボいのも、俳優陣が今一歩なところも確かにあるけれど、それよりも「ウルトラマンならこんなもんだろう」というなめてかかる態度のわかる脚本で、とうとう5話で脱落した。
むしろ5話まで頑張ってみたよ(笑)。
ウルトラマンの兄弟ではなく先輩後輩として、マンとセブンのリファイン的な物語として描きたいのだろうけれど、「ウルトラマンならこの手の話」と決めつけた態度がありありとわかる上に、制作サイドがなにが書きたいのかまったくわからなかった。
宇宙人との邂逅や侵略をどのように描きたいのか。どのように考えているのか。
書き手の気持ちが感動的なほど伝わらない作品だった。
一見してわかったのが、一般人の考えるウルトラマンを予算内で仕上げている。ただそれだけ。
地味だったり玄人向けだったりして一派ウケしない作品はある。
しかしながら、そこには「ここはダメだけどここは素晴らしい」というなにかがある。
ただネオスに関しては、そういうものを私は一切感じなかった。
やっつけ仕事でやってます、としかいえない。
賛否両論であるネクサスだけど、受け継がれる絆というテーマは個人的には割と好きで、作中にしっかりと描かれている。
確かに特撮はショボいし、CGもイマイチだと思うけれど、きちんと書きたいことを描ききっている。
それが合うか合わないかは好みの問題だけど、気持ちを伝えることができない作品はどうあってもフォローできない。
恋する天使アンジェリークもだけど、久し振りに誰がなんのために作ったかわからない作品に出逢ったので、思わずブログに書いてしまった。
最強の難しさ
ルトゥールでサラとパスハがリストラされたこともあって、当初からルトゥール2の制作があやぶまれていた。
でも、今にして思えば、ブライアンが登場したことでルトゥール2の制作は検討されてなかったのかと思いはじめた。
ヒロインの交代があろうと男は絶対に出すという強い信念のもと、アンジェリークは続けられた。
さすがに昨今の攻略対象は一ヒロインが前提となってから、魔恋についてレヴィアスは攻略対象ではなかったけれど、あれがもしエトワ後に発売されていたらテレサでの攻略は可能だったと思われる。
さて、ブライアン。
あまりにも限定的なキャラクターすぎて次回作には非常に使いづらい。
それでも、ルトゥールには新キャラとして出してきた。
ということは、次回作の構想がなかったのではないか、と考えたわけです。
ルトゥール未プレイなのですが、設定から考えてブライアンはつくづく異色だと思う。
「リモージュ限定のアリオス」という言葉がぴったりではあるんだけど、ブライアン√ってそれほど限定されていないような気がする。
恋愛に関しては限定であるのは間違いない。
けれど、肝心のブライアンの設定がそこで閉じていない。
つまり、ブライア自身が神鳥守護聖とつながっている関係で、神鳥ーブライアン×リモージュー神鳥みたいに、お互いのバックに神鳥守護聖が控えている。
ただリモージュの視点からだとブライアンの背景に神鳥守護聖が控えているように見えないだけで、実は世界はつがなっている。
恋愛はふたりのための√なのに、世界観は共通。
だから、閉じていない。
この辺はエトワの恋愛はアリエン仕様、設定はアリコレ仕様のアリオスに通じるものがある。
また、ブライアンがただの次元の狭間に堕ちた一般人なら、初代とSP2の時間の間隔はあまり開いていないのでひょっこりと演出もできるけれど、神鳥守護聖にガッツリ絡んでいるため、それも不可能。
しかも、255代女王時代の最重要人物設定。
この最強設定も非常に使いづらいところ。
「認められない天才」として落としているものの、設定的には最強だよね、ブライアン。
アリオスも最強設定の持ち主だけど、彼は元々ラスボスというオチがあったので最強であっても設定に矛盾はない。
仮に仲間時代は弱くても最終的に敵として登場する際には最強を誇る皇帝なんだから、設定的に最強でないと逆に矛盾する。
神鳥守護聖は相互の短所と長所のバランスから成り立っている、いわば陰陽五行説のような円を描く関係性で、生態系のようなピラミッド型じゃない。
オリヴィエやカティスのようなどのキャラクターにも有効な「万能」キャラはあっても「最強」キャラは入れにくい設定になっている。
元々最強キャラというのは相互のバランスが難しい上に、ブライアンは後付け設定だから余計に矛盾が生じる。
キャラクターの性格に矛盾はなくても、破綻するほど世界観に支障をきたさなくても、異質なものだと思ってしまう。
だから、私にとってのブライアが、単に目新しくするために入れられた新キャラで、守護聖のハイスペックに負けないように最強設定つけられた使い捨てキャラに思えてしまう。
神鳥守護聖の人間関係が緻密で、大事に育てられたのとは真逆の存在と感じずにはいられないのです。
タイトルに悩む
二次創作している文字書きさんでも、タイトル付け苦手な方は結構いらっしゃって、私も例に漏れず苦手。
会心の一撃的なものは一二度程度しかない。
まだウルトラマン熱は冷めなくて、ちょっとづづでもマン~レオを見ていて思うのが、セブンは内容もタイトルも一級品だな、と。
タロウ推しの私でも思う。
逆にタロウは「あっ!タロウが食べられる!」とか、いくら小学校低学年向けだからといえ、この辺は舐めているとしか思えない。
タロウ本編では兄弟ものが一番好きだんだけど(ちょっと脚本は微妙なんだけど、やっぱり全員揃うのが楽しい)、タロウだけの脚本でベストなのが『血を吸う花は少女の精』で、これは内容もタイトルも最高。
セブンは「蒸発都市」「第四惑星の悪夢」「ノンマルトの使者」「「狙われた街」「姿なき挑戦者」「史上最大の侵略」など、多少既視感あるタイトルもあるが、なかなか良いフレーズ。
見たい、知りたいと思わせるワンフレーズだと思う。
こういうタイトル付けたいけれど、私の中の引き出しが少なすぎて、なかなか難しい。